昭雲工房 山田尚公さんの叩き彫の仏像について
昭雲工房 山田尚公さんの叩き彫の仏像について
3月よりお取り扱いの始まりました「昭雲工房 山田尚公」さんの叩き彫の木の仏像のご紹介です。
昭雲工房は山田尚公さんと息子さんのお二人で制作されています。
工程のほとんどをノミと金槌だけで行う「叩き彫」は独特の荒々しいスタイルが特徴。
その製法は四代目まで脈々と受け継がれ、生み出される作品は人間の生来持つ素地にも似た木のもつ力強いやさしさにあふれています。
大きさは旅のお供に丁度よい手のひらサイズからしっかりお家に置けるサイズまで。
2019年には天台宗金剛山常住寺三千佛堂の堂内安置奉納木端仏3000体を昭雲工房が制作されるなど、精力的に活動されておられます。
叩き彫について
「叩き彫」は独特の名前です。
言葉自体は一般的なものから生まれたわけですがそう名乗るようになった歴史があります。
終戦間もない 昭和20年代の初め開拓入植地で慣れぬ農業をしながら 木彫に励んでいた祖父、初代山田昭雲 本名・哲(さとし)(1901~1964)の所へ、そのうわさを聞いて当時まだ無名であった棟方志功先生が訪ねて来ました。
棟方先生は板画(木版画)と称して 彫刻刀を使いどんどん彫りますが昭雲はノミを金槌で叩いてコンコン刻んでおりました。
棟方先生に板画もやろうと誘われ 手がけてみましたが先生の如く力強い線を出すには ノミで叩くのが昭雲にとっては自然な事でした。
それを見た棟方先生は「あなたのは叩き彫だね。」と言われました。
この時から 「叩き彫 山田昭雲」が生まれたのです。
この偶然によって生まれた「昭雲 叩き彫」の名を
その息子(2代目昭雲 本名・正志1925~2008)が受け継ぎました。
父2代目昭雲の叩き彫は祖父の木彫(仏像など)と棟方志功先生の板画から生まれた独特の世界です。
叩き彫3代目 尚公 (なおきみ)の叩き彫は 祖父の作風を今に伝えるものです。
以上 昭雲工房さんのHPより抜粋
昭雲工房 山田尚公さんの通販について
明日もご来店お待ちしております!
スタッフ 高島
岡山市の民芸の器と雑貨のお店
FRANK暮らしの道具
通販サイト http://frank-dougu.jp/